『かぐや姫の物語』の感想の感想
「自分はこの映画のメインターゲットじゃなかったんだ。」
そう自分を慰めないと立ち直れないぐらい、「かぐや姫の物語」の面白さを僕は理解出来なかった。。
『かぐや姫の物語』の、女の物語
上記のブログから印象に残った部分を引用。
美しい作品だが、それはただ描線や彩色がきれいだからではない。作品が生きているからだ。すべての要素がぴたりと噛み合って、生きている。この作品について、なぜいまさら『かぐや姫』なのかと、まるでただの昔話のアレンジであるかのように言う意見を目にしたけれど、それは大きな間違いだと思う。現代のとても大きな問題を、確かな知性とクリエイティビティで表現した、重く垂れ下がっている緞帳を切り裂くような作品である。
映画を観ることができてこんなに嬉しかったことはない。苦しくとも、つらくとも、生きていてよかった。このような作品に触れることができてよかった。
女性の息苦しさ、 生きることの辛さ、現代の辛さを過去の作品を使って美しく表現したことに成功している。こういう視点もあるかー、とこの映画への評価が少し変わりました、まる